台湾の陽明交通大学(NYCU)は1月2日、AI開発・応用を手がける台湾企業のLEDAクリエイティブ・テクノロジー(LEDA-Creative Technology)(以下「LEDA」)と提携し、同社が開発した独自のノーコードAIプラットフォーム「SeaDeep」の寄贈を受けることを発表した。
Photo credit: LEDA-Creative Technology(出典:NYCU)
2015年に設立されたLEDAは、AIを活用したマシンビジョン、データ分析、ディープラーニング、機械学習推論、自律学習などのコア技術に注力しており、高度なAIアルゴリズムと、多様な産業、特に半導体やハイテク分野向けの包括的なソリューションを専門としている。
寄贈されたSeaDeepプラットフォームは、コーディングの専門知識を持たないユーザーでもAIモデルを簡単にトレーニングし、導入できることが特徴である。NYCUの医用生体工学研究所(Institute of Biomedical Engineering)(2025年に台湾初の「スマート医用電子工学研究所(Institute of Smart Medical Electronics)」に改称予定)は、このプラットフォームを活用して、疾病診断と医療画像分析におけるイノベーションを目指す。NYCUでは、生物医学研究のほかにも、半導体プロセスの最適化やハイテクイノベーションに応用することで、学術的な成果の産業応用を推進する。
LEDAのCEOでありNYCUの卒業生でもあるチェ-シュアン・ホワン(Che-Hsuan Hwang)博士は、「AI技術を母校での研究、特に半導体や先端技術などの世界的に重要な分野での研究に応用することは、挑戦であり、かつ光栄なことだ」と述べた。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部
参考サイト(外部サイト):
● 陽明交通大学(NYCU)
https://www.nycu.edu.tw/nycu/en/app/news/view?module=headnews&id=552&serno=222f2b35-6700-49bf-9e38-71fb8a9caf38
JST
Copyright © Japan Science and Technology Agency