「自分らしさ」とは? スポーツ、美学、生命科学で活躍する3人が対話 サイエンスアゴラin健都(Science Portal) – Yahoo!ニュース


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会場はほぼ満席で、立って3人の対話に耳を傾ける人たちも(11月16日大阪府摂津市)
 科学技術振興機構(JST)の社会技術研究開発センター(RISTEX)は、科学と社会をつなぐ対話の場「サイエンスアゴラin健都」を11月16日、大阪府摂津市のエア・ウォーター株式会社で開催した。健康・医療を核にまちづくりを進める北大阪健康医療都市(健都)における「健都フェス」の一環。元陸上選手の為末大さん、美学者の伊藤亜紗さん、バイオベンチャーCEOの福田真嗣さんが、それぞれスポーツ、美学、生命科学の視点から「自分らしさ」について対話を重ねた。
 世界陸上選手権の400メートルハードルで銅メダルを獲得し、現在、スポーツ・教育事業を手がける株式会社Deportare Partners代表の為末大さんが「自分らしさ」について口火を切った。
“ 現役の時、8割がジャマイカ人のチームに参加したことがある。自分は日本の選手の中ではよくしゃべる方だったが、おしゃべり好きなジャマイカの選手からは「日本から無口なヤツが来た」とレッテルを貼られてしまった。自分らしさ、社会における自分の立ち位置は、住む場所や環境によって変わるものだ。
陸上選手としての経験や現在の活動を話す為末大さん(11月16日大阪府摂津市)
 陸上界では100メートルを10秒3で走る選手は「足が速くない」という。日本選手権に出られないから。でも、陸上界の外に出れば、とても足が速いといえる。離れてみることで、自分の違った姿が見えてくるのではないか。  スポーツの世界では、自分らしさはとても大切なことだ。茶道や武道などの修行において「守破離(しゅはり)」という言葉があるように、スポーツでも最初は習った型を守り、だんだん上手になると工夫をして型を破り、「離」の段階になると周りの選手との違いを踏まえたトレーニングを考える。
 100メートル走の世界記録を持つウサイン・ボルト氏を取材したことがある。小学6年生の時に身長が186センチあったという。手の長さが私の1.5倍あり、足の長さも違う。足の制御のしやすさに関わる肩幅も広く、少し肩を回転させるだけで足が前に出る。一方で、骨盤に比べて肩幅の狭い女子選手は、腕を伸ばして左右に大きく振るフォームの方が足を前に出しやすい。周りの選手との違いに気づくようになれば、トレーニングがパーソナライズされ、「自分にだけ通用する練習」になる。
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