
発光に外部電源を要しない植物を開発する LEP は16日、シードラウンドで1億6,000万円を調達したことを公表した。出資者は、京都大学イノベーションキャピタル、京都キャピタルパートナーズ、池田泉州キャピタル、ミライドア、Plug and Play Japan。今回の調達により、同社は光る植物の社会実装を本格化させる方針だ。
LEP は2023年9月に設立。照明用の電力に依存しない光源を目指し、大阪大学の生物発光研究による特許技術と奈良先端科学技術大学院大学の植物改変技術を活用しながら、自ら光る植物・植物細胞の開発を進めている。2025年4月には大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで光る植物の展示を行い、同社によると来場者から反響を得て新市場の可能性を示したという。
技術面では、生物発光に必要な独自の遺伝子技術、光の明るさを高める発光強度制御、色表現を拡張する発光色変換など、“生きた光”を実現する研究開発を推進。遺伝子工学、タンパク質工学、植物科学、合成生物学、デザインを融合し、従来の照明では得られない価値を目指す。具体的には、展示空間や屋内外の空間演出に応用する。
調達資金は、自発光植物細胞を活用した展示サービスの開始、自発光植物の新規品種開発、事業拡大に向けた人材採用に重点投下する。これらを通じて、光る植物の普及と社会実装を加速させる方針だ。
via PR TIMES
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