
福井県福井市の県立科学技術高校の40代男性教諭が複数の3年生に体罰を加えたとみられることが1月30日、同校などへの取材で分かった。29日朝のホームルームで生徒を殴ったり、平手打ちしたりしたとの通報が県教委にあった。同校によると、教諭は事実をおおむね認めており、学校側は「調査して詳細を把握し厳正に処理する」としている。
複数の被害生徒が29日、自ら県教委に通報した。学校側は同日夜に県教委から連絡を受けて初めて教諭の不適切な行為を認識したとしている。具体的な行為の内容については「生徒や教員本人に聞き取りを進めている段階で回答は控えたい」とした。
加藤龍一校長は「体罰はいかなる理由があっても許されるものではない。被害生徒のケアに最大限努めつつ厳正に処理する」とした。
被害生徒の保護者の一人は福井新聞の取材に、学校側から電話があり、教諭の暴行を認めた上で謝罪されたとしたが「加害者や学校を許せない」と話している。宿題の提出を巡り複数の生徒が暴行を受けたとしており、この被害生徒は「(今回だけでなく)繰り返し体罰や暴言を受けた。我慢していた」と保護者に打ち明けたという。
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学校側は30日、登校した生徒に教諭を会わせて謝罪した。保護者は「(教諭を)自宅待機にもせず、被害者と加害者を安易に会わせるなんて信じられない」と対応を批判している。
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県教委は教諭や生徒本人への聞き取りなどを通じて事実の把握に努めているとし「双方の話を整合した上で、厳正に対処する」としている。