国家重点AI開発プログラム推進へ国際ネットワーク強化 ベトナム – Science Portal Asia Pacific


ベトナム科学技術省(MoST)は1月14日、世界各地で活躍するベトナム人の人工知能(AI)専門家を結集し、国家の主要AI開発プログラムを推進するための国際ネットワーク構築を強化していると発表した。
ベトナムには現在、世界の主要研究拠点で活動する一流のベトナム人AI専門家が500人以上いるとされる。MoSTはこのうち306人とすでに連絡を取り、国家発展に向けて海外の知的資源を動員する体制づくりを進めている。
この取り組みは、2025年5月24日に開催された科学技術・イノベーション・デジタルトランスフォーメーション発展中央指導委員会の会議で決定された。委員会はMoSTに対し、国家重点AI開発プログラムに参加する優秀な専門家100人を選抜・招聘するよう指示しており、AIの研究・応用を支える高度人材基盤の構築に向けた重要な施策と位置付けられている。
計画では、参加するAI専門家は4つの主要分野で活動する。第1は、AIの開発・応用に関する戦略や計画策定に助言する政策コンサルティングである。第2は、省庁や地方自治体、企業が直面する具体的課題に対応する応用研究である。第3は、人材育成分野で、研修活動への参加や国内AI専門家層の拡充を担う。第4は、各分野におけるAIプラットフォームや応用システムの設計・実装を含む社会実装である。
MoSTは併せて、世界の研究拠点で活動するベトナム人AI専門家をつなぐデジタル基盤として国家科学技術イニシアチブ・ポータルの構築を進めている。同ポータルは、集合知の活用やリソース連携、知識の共有を促進することを目的とする。
これらの施策は、ベトナム人はどこにいても国家のイノベーションに貢献できるとする決議57の理念を具体化するものであり、知的資源の国際的活用を重視する姿勢を示している。ベトナムは2030年までにAI準備度で世界トップ30入りを目標に掲げ、地域および世界におけるAI分野の世界的なプレーヤーとなることを目指している。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部
参考サイト(外部サイト):
● ベトナム科学技術省(MoST)
https://english.mst.gov.vn/network-of-vietnamese-ai-experts-takes-shape-197260114102040459.htm
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