合成生物学会の初代会長にイ・サンヨプ氏が就任 韓国KAIST – Science Portal Asia Pacific


韓国科学技術院(KAIST)は2月27日、化学・生物分子工学科の特任教授で研究担当上級副学長を務めるイ・サンヨプ(Sang Yup Lee)氏が、韓国合成生物学会(KSBA)の初代会長に就任したと発表した。
KSBA初代会長に就任した、イ・サンヨプ(Sang Yup Lee) KAIST研究担当上級副学長
(出典:KAIST)
KSBAは、合成生物学分野で政策、産業、研究の連携を進めるために設立された専門協議体である。産業界、学術界、研究機関、政府をつなぐネットワークを基盤に、国家戦略技術としての合成生物学エコシステムの構築支援や産業競争力の強化を担ってきた。具体的には政策提言や国際協力、人材育成、産業活性化などを通じて、韓国国内の合成生物学の基盤拡大に取り組んでいる。
今回の人事は、4月23日に施行予定の「合成生物学振興法」に対応し、KSBAの運営基盤を本格化させる狙いがある。2月23日に開かれた第5回定例総会では、2025年の事業実績報告に加え、次期会長の承認や役員人事が議決された。科学技術情報通信部の関係者も出席し、KSBAが今後果たす政策的役割に期待を示したという。
イ氏は、合成生物学とバイオテクノロジー分野のパイオニアとして世界をリードしてきた研究者で、KAIST研究担当上級副学長のほか、代謝工学国立研究所長、バイオプロセス工学研究センター長、合成生物学センター長も務めてきた。KSBAは今後、中長期戦略の策定、産学連携の強化、国際ネットワーク拡大を進める方針だ。イ氏は、「合成生物学は国家競争力を左右する重要な戦略技術です。産学官の緊密な協力を通じて、法制度の趣旨が研究や産業の現場で実質的なイノベーションにつながるよう努めます」と語った。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部
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