
フィリピン教育省(DepEd)は、ケソン市で開幕した2026年全国科学技術フェア(NSTF)で、国内外の重要課題に対応するため、高校生に科学、技術、イノベーションを活用した解決策の開発に取り組むよう促した。国営フィリピン通信社(PNA)が3月11日に伝えた。
NSTFで講演するソニー・アンガラ(Sonny Angara) 教育相
(出典:PNA)
NSTFは、フィリピンの高校生が科学、技術、工学、数学(STEM)分野の研究成果やイノベーションを発表する年次イベントである。2026年のテーマは「未知なるものを活用し、科学とイノベーションで未来を切り開く」で、持続可能な開発と技術進歩に向けた解決策づくりにおける若い世代の役割を示した。
開会式でDepEDのソニー・アンガラ(Sonny Angara) 教育相は、持続可能なエネルギー、食料生産と栄養、技術を活用した災害レジリエンスといった重要分野で研究とイノベーションを進めるよう生徒に呼びかけた。同相は「より良い生活の質のために科学技術を活用するというフェルディナンド・マルコス(Ferdinand Marcos Jr.)大統領のビジョンに沿い、学習者には国家の最も重要な課題に取り組む先駆的な解決策を生み出してほしいです」と述べた。
また、アグサンデルスル州パティンアイ国立高校の生徒が、薬用植物に関する研究で国際的な評価を受けたことに触れ、フィリピンの若者の研究開発力が世界水準にあることを示す例だとした。
NSTFは、世界最大級の高校生向け科学コンテストである国際学生科学技術フェア(ISEF)の国内予選も兼ねる。会場では、生命科学、物理科学、ロボット工学・知能機械、数学・計算科学の4分野で競う「Tuklas STEM研究コンテスト」のほか、食品安全、水資源保全、再生可能エネルギー、サイバーセキュリティー、健康に関わる市場投入可能な解決策を紹介する「STEMイノベーションエキスポ」、STEM Academy会議、Agham Bayanihan展示も行われる。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部
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