PR TIMESのご利用について
資料をダウンロード
国立大学法人岡山大学
2025(令和7)年 8月 17日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は日本電子株式会社(本社:東京都昭島市)は、2025年7月25日に共同で、研究機器のレンタル(リース)プラットフォーム「Shared Transformation(SX)プラットフォーム」の設立合意に関する共同記者発表を、文部科学省にて行いました。
本学より那須保友学長、佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級URAが、日本電子株式会社より大井泉代表取締役社長兼CEOと渡邊愼一顧問(特命経営戦略担当)が登壇しました。
冒頭、那須学長から、わが国の研究設備・機器を取り巻く現状と本プラットフォーム設立に至る経緯について説明後、担当者である佐藤副理事・副学長・上級URAからプラットフォームの詳細について説明が行われました。
また、日本電子株式会社の大井代表取締役社長兼CEOと渡邊顧問が、プラットフォームへの想いとともに、わが国の科学技術・イノベーション活性化の一助となるべく、本プラットフォームを盛り上げていくための取り組みについて、熱意を語りました。質疑応答では、プラットフォームの可能性や実際のメリット、さらにはビジネスとしての課題点など、さまざまな点について意見が交わされました。
わが国、特に国立大学法人における研究機器の現状は大変厳しく、研究機器の購入だけではなく、修理費や撤去費などを確保することすら難しく、研究環境の悪化を辿っているケースが見受けられます。そこで、今回のSXプラットフォームは、従来の「買う」から「借りる」への選択肢を拡大しつつ、設置費や保守費、修理費、撤去費の4経費が不要などといった非常にお得な研究機器プラットフォームとしました。また、常に最新の研究機器を提供することで、研究者の研究環境の改善のみならず、技術職員らのスキル向上等にも大いに役立ちます。
本プラットフォームは、国内の大学、高専、公設試、国立大学研究開発法人等を対象に、本学が事務局を務め、まずは日本電子株式会社の研究機器を提供します。8月中は、本プラットフォームの周知活動を行い、9月には参画機関の募集を開始する予定です。
また、本プラットフォームは、岡山大学と日本電子のプラットフォームではなく、わが国の研究基盤を支える重要な役割を担うと考えています。今後は、わが国の研究機器・分析等のメーカーを順次増やしつつ、レンタル・リースノウハウの共有や技術職員の人材育成、さらにはセカンドユース(中古)のマーケット拡大によって、研究大学ではない機関や価格帯から手を出せない機関も中古の研究機器を手に入れることができるようにするなど、わが国の科学技術・イノベーションを支え、活性化に貢献していきます。ぜひ、数多くの機関の皆さまのSXプラットフォームへの加盟をよろしくお願い申し上げます。
本件は、本学が採択されている文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)の取り組みのひとつとして実施されています。
〇岡山大学 那須保友学長のコメント
日本電子の大井泉社長が、「買うから借りる」という想いにご賛同くださり、渡邊愼一顧問の高い行動力によって、今までにないプラットフォームを立ち上げることができました。
研究機器を長く大事に使うことは良いことかもしれませんが、必ず起こる「老朽化」は世界と伍するためには本当に良いことでしょうか?いつまでも古い研究機器では、時間の無駄や効率性の悪さ、そして精度にも関係してきます。技術職員のスキル向上にも寄与しません。わかりやすくイメージするならば、世界は5Gが当たり前なのに、日本ではいまだに3Gを使い続けているという感じです。事例によっては、世界は電気・ガスコンロの使用が当たり前ですが、日本ではいまでに薪火という感じもあるのではないでしょうか?買うことも必要ですが、借りるという選択肢を拡大し、かつ組織の研究・財務マネジメントをしっかりと実施することで、少しでもわが国の研究環境の改善につながればと思います。SXプラットフォームはそのための一助となればと思います。皆さまのSXプラットフォームへの加盟をお待ちしております。
〇日本電子株式会社 大井泉代表取締役社長兼CEOのコメント
わが国の科学技術・イノベーションを支えるもののひとつに研究機器があります。私たちは長年にわたり、研究機器に携わり、数多くの関係者の皆さまとともに社会変革を成すための取り組みを推進してきました。
今回、岡山大学の那須保友学長の力強いリーダーシップとともに、課題解決のための議論からの決断力の素早さに感銘を受けました。また、担当の佐藤法仁副理事・副学長・上級URAの国内外機関での改革の実績と培われた豊富なアイデア、そして何よりもその実行力の高さに驚きを感じ、この方々とならば「新しいことができる」と心が弾む思いをしました。
Shared Transformation(SX)プラットフォームは、決して岡山大学と日本電子のプラットフォームではありません。わが国の大学・研究機関、メーカー等が共に育てていく大きなプラットフォームだと認識しています。数多くの皆さまにご賛同頂き、わが国の研究環境の改善、そして科学技術・イノベーションを盛り上げていきたいと思います。どうぞ、SXプラットフォームへのご賛同をよろしくお願い申し上げます。
〇プレスリリース資料
・岡山大学プレスリリース:「借りる」で、研究時間の確保・研究環境の強化・人材育成の促進・必要経費の削減へ-今までにないお得な研究機器レンタルプラットフォーム誕生〔Q&A含む〕(2025年8月4日)
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/news/presssxplatform.pdf
・今までにないお得な研究機器レンタルプラットフォーム 誕生(※2025年7月25日に文部科学省での文科記者会で実施した記者会見の資料をもとに作成した事業概要)
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/news/sxplatform.pdf
◆参 考1
・日本電子株式会社でのプレスリリース:「借りる」で、研究時間の確保・研究環境の強化・人材育成の促進へ 研究機器レンタルプラットフォームを設立
https://www.jeol.co.jp/news/pr/20250808.12955.html
◆参 考2
・国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
・日本電子株式会社
https://www.jeol.co.jp/
・岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)
https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学コアファシリティポータルサイト(CFPOU)
https://corefacility-potal.fsp.okayama-u.ac.jp/
◆参考情報1
・文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html
◆参考情報2
・【岡山大学】液体ヘリウムの利用促進・安定供給に向けて、文部科学省科学技術・学術政策局長らと意見交換の場を開催~「ヘリウム供給拠点構想」実現に向けた具体的な制度設計について大学、研究機関、高等専門学校とも意見交換を実施~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002564.000072793.html
・【岡山大学】わが国の研究力の基盤を支える液体ヘリウムの利用促進・安定供給に向けて11大学・高専等と意見交換を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002451.000072793.html
・【岡山大学】「中四国・播磨ヘリウムリサイクルネットワーク」始動に向け学内説明会を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003254.000072793.html
・【岡山大学】“人機一体”の研究基盤を強化推進するために「研究機器の共用の体制・整備等の強化促進に関するタスクフォース(チーム共用)」が始動!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003103.000072793.html
◆参考動画
本件は、令和7年8月5日に実施された城内実内閣府特命担当大臣の記者会見で取り上げられています。
・[質疑応答]岡山大学と日本電子の「研究機器レンタルプラットフォーム」立ち上げに対する評価
https://www.gov-online.go.jp/press_conferences/minister_of_state/202508/video-300716.html
◆本件お問い合わせ先
岡山大学研究力・イノベーション創出強化実現会議
(担当窓口:研究・イノベーション共創管理統括部 研究協力課)
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟
TEL:086-251-8442
E-mail:innovation◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14460.html
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7983
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8745、086-251-8746
FAX:086-251-8748
E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/
<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://venture.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学オリジナルグッズ Online Shop:https://okadaigoods.official.ec/
岡山大学統合報告書2024:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS):https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年7月期共創活動パートナー募集中:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003222.000072793.html
国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html
すべての画像
このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます
63フォロワー
Copyright © PR TIMES Corporation All Rights Reserved.