
機密情報をアップロードせずに要約できる
編集部:平山洸太
Dynabookは、Copilot+ PCに準拠した法人向けノートPCとして、13.3型の「dynabook X83/PA」および16.0型の「dynabook B86/PA」を1月22日から受注開始する。
両モデルともAI PC市場の本格的な拡大を見据え、最大49TOPSの演算性能をもつNPUを搭載する「インテル Core Ultra プロセッサー(シリーズ3)」を採用することが大きな特徴。加えて、4つの独自AI機能により、ビジネスを強力にサポートするモデルだとしている。
dynabook X83/PAは、「セルフ交換バッテリー」によってユーザーが自分でバッテリー交換できる、13.3型のプレミアムモバイルモデル。一方のdynabook B86/PAは、16.0型の大画面液晶を搭載したモデルとなる。両モデルとも、ディスプレイはWUXGA解像度と16:10のアスペクト比を採用。新たにWi-Fi 7をサポートしている。
ビジネス向けモデルとして、BIOSレベルのセキュリティを搭載。より長く利用できるよう、充電上限の制限などのバッテリー寿命を長持ちさせる機能も備えている。
AI機能については、ローカル環境で使用できるチャットボット「dynabook AI アシスタント」を搭載。クラウドに情報を上げることなく、文章の翻訳や要約などを行える。新たなプロセッサーではGPU性能が向上したことにより、NPUによる省電力処理だけでなく、GPUを使ったパワフルな処理も選ぶことが可能になった。
さらにチャットボットの新機能として、PC操作を実行してくれる「PC操作エージェント」、登録された資料からAIが関連情報を探し出して説明してくれる「AI 知識サーチ」もサポートする。いずれもPCローカルで実行することで、機密情報を外部に漏らさず安全・安心に使えることを目指している。
また、ビデオ会議に適したバッテリー制御をAIが自動で行う「AI パワーオプティマイズ」も搭載。加えてX83/PAでは、AIが顔を検知して覗き見を警告できる「AIプライバシーアシスト」、ハンドサインでアプリをPCに触れないで操作できる「AI ハンドコントロール」に対応する。
同社商品統括部 統括部長の須田淳一郎氏は、「これまではいろいろなプロンプトを使いAIに尋ねる使い方が主流」だったとしつつ、今後は「AIエージェント時代になると、AIにお願いする、指示を出す時代に変わっていく」と説明。2つの新モデルは「そのAIエージェント時代に対応したPCになる」とアピールした。
ほか、独自の台帳管理システム「PC アセットモニタリングサービス」には、遠隔データ消去・ロックに対応した「Dynabook リモートセキュア」および「Dynabook リモートセキュア Plus」を追加。今回の新機種から対応するとしている。
また、日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)との協業による、Copilotを学べる無料のeラーニング「JBS AI Starter Learning」を2026年4月からサービス開始予定となっている。今後発売予定の全法人向けモデルに搭載するとのこと。中級編・上級編は有料での提供を予定する。

