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(ロシア)
調査部欧州課
2026年02月17日
ロシア国内最大の食品見本市「プロドエキスポ」が2月9日から12日、モスクワ近郊の展示会場クロックス・エクスポで開催された。主催者によれば、第33回となる今回、37カ国・地域から2,000を超える企業が出展した。
ナショナルパビリオンを設置したのはサウジアラビアや中国、トルコ、スリランカなど12カ国(注)。サウジアラビアは本展示会にパートナーカントリーとして参加した。ロシアが指定する「非友好国」の中でナショナルパビリオンを設置したのは韓国とハンガリーの2カ国だった。
韓国のパビリオンには13社が参加した。パビリオンの主催者に聞いたところ(2月12日)、来場者の関心は、海苔(のり)やインスタント麺、コラーゲンなど多岐にわたった。出展する韓国企業の内訳をみると、ほとんどがまだロシアに進出しておらず、現地でのパートナー探しを目的に参加している。中には2年連続で韓国パビリオンに参加した企業もあった。会期中には、単なる展示にとどまらず、パビリオン主催者として出展企業とロシア企業との商談をアレンジしたという。
展示会全体の出展企業数が2,000を超える中、日本からの参加は1社にとどまった。唯一参加したのは札幌に本社をもつ商社、みちのくカムパニーだ。社長の對馬(つしま)雅弘氏は、今回の最大の目的を「日本の存在をロシアに知らしめること」と話した(2月12日)。近年ロシアでは、日本を含むアジア料理の人気が高まっているが、市内の食品店で見かけるのは、たとえ日本語が書かれていても日本産ではない食品がほとんどだ。ロシアに本物の日本産食品を紹介したいとの思いで展示会への出展を決めた。
對馬社長によれば、今回の出展では大きな手応えがあった。特に引き合いが多かったのが北海道産のコメだ。ロシアから日本への旅行者が急増する中、日本産米のおいしさを知るロシア人の数も増えている。来場者の中には、「一度、日本米を知ってしまうと、(ロシアの)クラスノダル産のコメには戻れない。日本食に合うのはやはり日本米だ」と話すレストラン関係者もいたという。
非友好国向けの差別関税(2024年7月30日記事参照)や、商品追跡のための二次元バーコードの添付義務の対象範囲の拡大など、ロシア向け食品輸出のハードルは決して低くない。それでも對馬社長は、「1,300万人を超えるモスクワ市場の巨大さ、そして、ロシアの先にいる中央アジアやコーカサスなどの市場へのアクセスがロシア・ビジネスの魅力だ」と語った。
みちのくカムパニーの對馬雅弘社長とエレーナ・シツチヒナ常務取締役(ジェトロ撮影)
(注)イラン、ウズベキスタン、韓国、キルギス、サウジアラビア、スリランカ、セルビア、中国、トルコ、ハンガリー、ブラジル、ベラルーシ
(欧州課)
(ロシア)
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