
マレーシアのマラヤ大学(UM)は3月25日、QS分野別世界大学ランキング2026において複数分野で順位を向上させ、同大学の国際的な学術的影響力が一段と高まったと発表した。
UMは本ランキングで、狭義分野40分野、広義分野5分野にランクインし、18分野で世界トップ100入りを達成した。マレーシアの大学として最多の掲載数を維持しており、幅広い学問領域における競争力と国際的評価の拡大が示された。特に石油工学分野では世界34位に初登場し、同大学で最高順位を記録した。エネルギー分野など重要領域への戦略的な研究強化成果として現れたとみられる。
数学分野では順位を113位から93位へと上げ、初のトップ100入りを達成した。これは同国における同分野の過去最高順位であり、国際共同研究の推進や研究の影響力向上が寄与したとされる。また、コンピューターサイエンスおよび情報システム分野では世界86位を維持し、国内で唯一トップ100入りを継続した。人工知能(AI)などデジタル分野における研究基盤の強さが反映されている。
さらに、ビジネスおよび経営学分野でも世界104位へと順位を上げ、国内首位の地位を維持した。これらの成果は、教育・研究・産業連携を統合した学術エコシステムの下で、多様な分野において持続的に成果を創出していることを示すものである。
UM副学長のヌール・アズアン・アブ・オスマン(Noor Azuan Abu Osman)教授は「ランキングは目的ではなく、大学の進展と将来の方向性を示す指標です」と述べ、「UMは知の創出と社会課題の解決に向けた役割を強化していきます」と強調した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部
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