仮想化の王者VMwareが「AI工場」に激変?ブロードコムが握る“企業AIの急所”とは(ビジネス+IT) – Yahoo!ニュース


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 サーバ仮想化の代名詞だったVMwareが、「AI工場」を名乗り始めた。米ブロードコムが8月に発表した「VMware AI Factory」は、サーバから最初のAIモデル稼働までを、数週間から数時間に縮めるという。9月末のムンバイでは、この戦略を技術者向けに落とし込むイベントも始まった。同社が問題視するのは、GPU投資と運用の複雑さ、そしてトークンのコスト。AIエージェントの統制まで視野に入れた構想から、VMwareの新たな姿を読み解く。

ラスベガスで開かれたVMware Explore 2026のハンズオンラボ(出典:ブロードコム)
 インド・ムンバイで2026年9月29~30日、VMwareの技術者向けイベント「VMware Explore on Tour Mumbai」が開かれた。会場はジオ・ワールド・コンベンションセンター。VMwareの公式ブログによると、プレナリーは立ち見が出るほどの盛況で、ハンズオンラボ(Hands-on Labs)は常に満席、会場で受けられる認定試験の枠もすべて埋まったという。

 ムンバイで主要テーマとなったのは、VMware Cloud Foundation(VCF)のプラットフォーム管理、ネットワークセキュリティ、そしてモダンアプリケーション開発だ。ムンバイは世界各地を巡回するExplore on Tourの最初の開催地であり、10月20~21日には東京での開催も予定されている。

 ただし、今回の主役である「VMware AI Factory」は、ムンバイで発表されたわけではない。発表の舞台は、2026年8月31日に米ラスベガスで開幕した旗艦イベント「VMware Explore 2026」だ。米ブロードコムはそこでAI Factoryを「VMware Private AI Cloudのソフトウェア定義型の基盤」と位置付け、ベアメタルのサーバから最初のAIモデルを動かすまでの時間を「数週間から数時間に短縮できる」と打ち出した。

 つまりムンバイは、ラスベガスで示された新戦略を、現場の技術者が実装・運用するレベルへ落とし込む最初の場となったわけだ。

 それにしても、VMwareといえばサーバ仮想化の代名詞である。物理サーバを複数の仮想マシンに分ける技術で、長年企業システムを支えてきた。ブロードコムは2023年にVMwareの買収を完了し、翌2024年1月には製品ラインアップを4つに集約するなど、事業の再編を進めてきた。

 そのVMwareが、なぜ今になって「AI工場」を名乗り始めたのか。そしてブロードコムは、VMwareをいったい何の会社に変えようとしているのか。
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