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現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > オフロードダンプの老舗がビジネス終了!? 「世界最大のトラック」を開発した名門企業が……
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「世界最大のトラック」を聞かれれば、「テレックス・タイタン」と答える人も多いかもしれない。そのテレックスにルーツを持つロクバックのビジネス終了を、親会社であるボルボが発表した。
オフロードダンプやアーティキュレートダンプなど、豊富な歴史と実績を持つ老舗の名門企業だが、グローバルなトレード環境が変化し、継続的に利益をあげることが難しくなったという。
【画像ギャラリー】間もなく事業を終了するロクバック/テレックスのオフロードダンプ(9枚)
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/AB Volvo・Rokbak
ボルボCE、オフロードダンプの「ロクバック」ビジネスを終了
ボルボの建設機械部門であるボルボ・コンストラクション・イクイップメント(ボルボCE)は2026年3月17日、傘下の「ロクバック(Rokbak)」ビジネスを終了すると発表した。
ロクバックという名称より「テレックス(Terex)」といったほうが多くの方には馴染みがあるかもしれない。
世界初のオフロードダンプを開発した老舗メーカーにルーツを持ち、ゼネラルモーターズ(GM)傘下だった1974年にローンチしたテレックス33-19「タイタン」は、約四半世紀にわたり「世界最大のトラック」という称号を保持していた。
オフロードトラック部門(テレックス・トラックス)は2014年にボルボに買収され、2021年に「ロクバック」に社名を変更している。老舗の名門企業だが、ボルボCE傘下で継続的な利益を上げられず、2025年も赤字となり持続可能なビジネスではないと判断された模様だ。
同社は連接点を持つ(荷台に対してキャブが屈曲する)「アーティキュレート・ダンプ」で特に有名で、旧テレックスの時代から40年以上に渡りオフロード用のアーティキュレート・ダンプを世界に届けてきた。
しかし運行コストやサプライチェーンなどグローバルなトレード環境の変化により財務パフォーマンスが悪化、2026年第2四半期で生産活動を中止する。ボルボCEはロクバックの顧客およびパートナーへの継続的サポートを最優先事項とするいっぽう、開発リソースをより革新的なソリューションに集中させる。
また、英国スコットランドのマザーウェル工場は引き続きボルボのリジッド系トラックの設計・製造ハブとして機能し、将来に向けた製品開発を担う。
閉鎖は2026年第3四半期までを予定する集団協議プロセスの完了を条件とし、労働組合、政府当局などと緊密に連携し、影響を受ける従業員に対して責任ある移行を支援するという。
名門ダンプ会社の始まりと終わり
同社は1909年に米国オハイオ州クリーブランドに「ユークリッド・クレーン&ホイスト・カンパニー」として、ジョージ・A・アーミントンが設立した会社が前身となっている。
ユークリッド社は道路用の重機を手掛けるいっぽう、1934年に世界初となるオフロードダンプを開発。その後、オフロードトラックは英国スコットランドのマザーウェルに設立したユークリッド・グレートブリテンに移管された。
1953年にGMに買収され、同社の下でアースムーバー事業が「テレックス」に改名された1968年、テレックス33シリーズをローンチする。なお、テレックスはラテン語の「テッラ(Terra=大地)」と「レックス(Rex=王)」を組み合わせた造語だ。
1974年に登場したテレックス33-19「タイタン」は、車両重量が約230トンで最大積載量は320トン、合計の車両総重量は約550トンとなり当時としては世界最大の超大型ダンプだった。同車は1998年にキャタピラーの「797」が登場するまで、四半世紀という長期に渡り世界最大のトラックの座を守った。
33-19の製造台数は1台のみで、13年間のサービスのあとレストアされ、カナダで観光客向けのアトラクションとして展示されている。
また、1982年に発売したアーティキュレート・ダンプは同社の代名詞となった。GMからの独立(1987年)などを経て2014年にボルボがオフロードトラック部門を買収、オンロード系特装車のテレックス(米国)とオフロードダンプのテレックス・トラックス(英国)に分離した。
このため、ボルボによる「ロクバック」ビジネス終了後も米国の「テレックス」は残る。
ボルボCEの傘下となったテレックス・トラックスが2021年にロクバックに社名を変更し、2026年に事業閉鎖が決まったのは先述の通りだ。
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