
現在JavaScriptが無効になっています
Yahoo!ニュースのすべての機能を利用するためには、JavaScriptの設定を有効にしてください。
JavaScriptの設定を変更する方法はこちら
政府は2026年版「統合イノベーション戦略」で、AIや半導体など軍民両用技術の研究開発拠点を産官学で整備する方針を初めて明確に打ち出した。AIは今や産業競争力を左右するだけでなく、米国が安全保障の中核技術として位置付けるように、軍事作戦や情報分析、無人兵器などを支える戦略技術となっている。欧米や中国が国家戦略として開発競争を進める中、日本も科学技術と安全保障をどう両立させるかという、新たな局面を迎えている。
「軍民両用」でAIや半導体、開発推進へ産官学で拠点整備…政府が来月「技術革新戦略」閣議決定出典:読売新聞オンライン 2026/6/30(火)
【スカイネット誕生か?】米軍が「AI戦ドクトリン」更新、将来の完全自動化に向け布石出典:ビジネス+IT 2026/6/26(金)
米国防総省、米AI企業8社と契約締結 軍作戦など機密業務に導入出典:朝日新聞 2026/5/2(土)
AIや半導体は、もはや民生技術の延長ではない。米国ではAIを安全保障上の最重要技術と位置付け、国防総省がAI企業と契約して軍事運用への導入を進めるなど、国家戦略の中心に据えている。日本政府が「科学技術と安全保障との有機的な連携」を掲げ、「軍民両用」を明確に打ち出したことは、科学技術政策が安全保障を重視する方向へ大きく舵を切った転換点と言える。一方、大学には依然として「軍事研究」への抵抗感があり、防衛省予算による研究や共同研究を認めない大学も存在する。そのため、政府は大学外部に防衛技術の研究拠点を整備する構想も検討している。しかし、AIや半導体をはじめとする先端科学技術の発展には大学の研究力が不可欠である。研究の自由や透明性を確保することは当然としても、安全保障と科学技術を切り離して考えることは難しい時代となった。大学にとっても、社会への責任を果たしながら先端技術の発展にどう関わるかが問われる、大きな転換点を迎えているのである。
(★連絡先は公式サイトに★) 1989年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程通信工学専攻修了、工学博士。愛媛大助教授、徳島大工学部教授を経て、2005年神戸大学大学院工学研究科教授(~2024年)。近畿大学情報学研究所サイバーセキュリティ部門部門長、客員教授。情報セキュリティ大学院大学客員教授。情報通信工学、特にサイバーセキュリティ、情報理論、暗号理論等の研究、教育に従事。内閣府等各種政府系委員会の座長、委員を歴任。2018年情報化促進貢献個人表彰経済産業大臣賞受賞。 2019年総務省情報通信功績賞受賞。2020年情報セキュリティ文化賞受賞。2024年総務大臣表彰。電子情報通信学会フェロー。
あなたのカード情報が漏えいしたら、まず何をすべきか ~「不正利用に注意」だけでは足りない理由~ #エキスパートトピ
生成AI時代の自動応募犯罪 ~サービス側に求められるポイント・ギフト券不正取得対策~ #エキスパートトピ
今回はワールドカップを餌に!? ~信頼を逆手に取るサイバー攻撃、狙われる大学・公的機関サイト~
大学サイトが詐欺の入口に――「W杯無料視聴」誘導が示す新たな脅威 #エキスパートトピ
相次ぐソープランド摘発、43年続く老舗店舗も その背景と売春防止法の課題 #エキスパートトピ
Kリーグクラブのオーナーも務めた李在明大統領…W杯敗退の韓国代表を“異例批判”した背景 #エキスパートトピ
ウクライナのドローン大攻勢を支える「遺産」と「革新」 #エキスパートトピ
夜行列車「復活」の可能性に向けて 臨時列車や旅行商品新設の動き、どうなっている? #エキスパートトピ
W杯グループリーグ "非欧州・南米"は「5勝10分19敗」 日本だけが別格だった理由
Copyright © 2026 森井昌克 無断転載を禁じます。