
【米国ワシントン州ベルビュー – 2026年6月16日(現地時間)発】
IBMグループ企業のApptioは、ソリューションスイートの大幅なアップデートを発表しました。これには、プレビュー版としてのConversational Insightsのほか、ハイブリッドIT環境のコスト管理およびクラウド最適化に向けた新機能が含まれます。これらの新機能は、テクノロジー投資がどのようにビジネス成果に貢献しているかの評価を支援するとともに、大規模なインフラ投資が進む中で、AI時代に適した財務ガバナンスのベスト・プラクティスの確立を目的としたものです。また、企業内のすべての支出および運用データにわたり、コスト、利用状況、価値、アクションを結び付けるApptioのファイナンシャル・インテリジェンスの強化を目的として設計されています。
企業がAIの活用を急速に進める中、Gartner®が発表した最新の予測[1]によると、2026年の世界のIT支出は6.15兆ドルに達し、2025年比で10.8%増加する見込みです。こうした中、複雑化しているハイブリッドIT環境におけるAIへの投資が加速しており、コストの全体像が把握しづらい状況が生まれています。その結果、AI関連のコストをビジネスの価値と結びつけることがほぼ不可能になっています。
一方で、経営層は、全体像を把握・追跡しきれない大規模なAI支出の価値について説明を求められています。Apptioの2026年テクノロジー投資管理報告書によると、調査対象となったテクノロジー・リーダーの90%が、ROIの不確実性がテクノロジー投資の意思決定に影響を与えていると回答しています。この課題を克服するためには、テクノロジー環境全体にわたる財務データと運用データを統合し、サイロ化されたツールから、単一の信頼できる情報基盤への移行が必要です。
「テクノロジーはもはやコストセンターではなく、現代のビジネスを支える中核的なエンジンです」と、Apptioのバイス・プレジデントであるビル・ロビッグ(Bill Lobig)は述べています。「今求められているのは、支出をリアルタイムで把握するプロアクティブな管理への転換です。AIを搭載した新機能により、自動化されたリアルタイムのインサイトを提供することで、複雑なハイブリッドIT環境の複雑性を管理し、テクノロジー投資が最大の競争優位性となるよう支援します」
こうした課題に対応するため、Apptioは、AIを組み込んだエンタープライズ向けの対話型インターフェースであるConversational Insights(プレビュー版)を発表しました。このインターフェースは、テクノロジー・ビジネス・マネジメント (TBM) の考え方に基づき、財務データ、運用データ、ビジネス・データを横断的に結び付けることで、ITコストの適切な管理やクラウド支出の最適化や戦略ポートフォリオの整合性向上を支援します。
このインターフェースにより、財務パフォーマンスについて自然言語で質問し、データに基づく回答を即座に得ることが可能です。また、クラウド支出に関する分かりやすいインサイトを提供することで、技術的な専門性を問わず、すべての関係者がFinOpsのアプローチに基づいてIT投資に関する意思決定を行い、最終的に財務面での目標達成につなげることができます。
一般的なアドオン型のAIツールとは異なり、Conversational InsightsはApptioプラットフォームおよびソリューション・ポートフォリオ全体にネイティブに組み込まれています。この設計により、既存のユーザー権限を自動的に継承、適用し、エンタープライズ・グレードのガバナンスを提供するとともに、政府機関、金融サービス、ヘルスケアなど、厳格なセキュリティーおよびコンプライアンス要件を持つ組織においても必要なデータに適切にアクセスできるようにします。
IDCのリサーチ・バイスプレジデントであるジェビン・ジェンセン(Jevin Jensen)氏は、次のように述べています。「多くの組織では、依然としてAI投資の全体像を十分に把握できていない状況が続いています。テクノロジー支出をより的確に把握し、コストとビジネス成果のつながりを直接明確にするためには、AIを活用した自然言語の対話型ツールが求められています。これにより、勘や推測に頼る状況から脱却し、ファイナンシャル・インテリジェンスに基づく判断が可能になるとともに、IT部門とビジネス部門のリーダーが共通の視点で判断や対応ができるようになります」
Conversational Insightsはインターフェースを提供する一方で、そのインテリジェンスは基盤となるデータに依存します。これを踏まえ、Apptioは、ハイブリッドIT環境全体にわたる、より包括的なデータをAIエンジンに取り込むための基盤強化も進めています。
ファイナンシャル・インテリジェンスを支えるその他の主なアップデートは以下のとおりです。
AIを中核とするこのアプローチにより、テクノロジーは単なるコストではなく、ビジネス価値を生み出すものへと変わります。これにより、データに基づく協働的な意思決定を通じて、投資の最適化とビジネスインパクトの最大化が可能になります。
Conversational Insightsは2026年中の一般提供開始が予定されています。また、Cloudability Intelligent ForecastingおよびIBM Apptio Data Center TCOは2026年第2四半期に一般提供される予定です。Conversational Insights、およびAI時代におけるTBMの実践を支えるApptioの取り組みについての詳細は、https://www.apptio.com/innovation-hub/ (英語)をご覧ください。
[1] Gartnerプレスリリース、「Gartner Forecasts Worldwide IT Spending to Grow 10.8% in 2026, Totaling $6.15 Trillion」2026年2月3日
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当報道資料は、2026 年 6 月 15 日(現地時間)に Apptio, an IBM Company が発表したプレスリリースの抄訳をもとにしています。原文はこちらをご参照ください。
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