次世代地熱・水素技術でカナダと連携強化 台湾経済部|その他アジア等科学技術ニュース – Science Portal Asia Pacific


台湾の経済部(MOEA)は6月16日、同部能源署のウー・チーウェイ(Chih-Wei Wu)署長を団長とする「台湾・カナダ・エネルギー作業部会代表団」が同月にカナダを訪問し、低炭素エネルギー分野での二国間連携を強化したと発表した。
代表団は主に台湾の地熱・水素推進タスクフォースのメンバーで構成され、約1週間にわたりカナダ政府・産業界との交流を行った。署長級の「台湾・カナダ・エネルギー作業部会会合」では、同部能源署のウー署長とカナダ天然資源省戦略政策・イノベーション部門国際関係局のレイチェル・マコーミック(Rachel McCormick)局長が共同議長を務めた。会合では地熱開発と、天然ガス・ブルー水素の応用という2つの主要テーマに焦点を当て、双方が開発状況を共有して産業チェーンの連携強化を図った。
代表団はまた、カルガリー経済公社が主催する「アルバータ・台湾水素・地熱ラウンドテーブル」に参加し、カナダの地熱・水素産業の関係者と実質的な対話を行った。カナダの豊富な地熱開発の知見に学ぶとともに、カルガリーにおけるクリーン水素開発の現状への理解を深めた。さらに、クリーンエネルギー普及に向けた安定的な環境整備のため、アルバータ州エネルギー規制当局を訪問し、地熱・水素の規制について意見を交換した。
世界有数のエネルギー輸出国であるカナダは、既存のエネルギーインフラを活用してクリーンエネルギーへの転換や技術研究開発、炭素貯留の実証を加速している。今回の訪問は二国間の公式なエネルギーパートナーシップを強固にするとともに、先進的な低炭素産業・技術の直接的なつながりを築き、台湾のグリーンエネルギーの多様化とエネルギーレジリエンスに向けた重要な基盤を築いた。能源署は今後も台湾・カナダ・エネルギー作業部会を通じて政策交流を深め、2050年のネットゼロ目標に向けて取り組む方針だ。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部
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