主権AIスタックを発表し技術的自立を推進 インド|インド科学技術ニュース|Science Portal India インドの科学技術の今を伝える – Science Portal Asia Pacific


インドの副大統領秘書室は8月28日、C・P・ラダクリシュナン(C. P. Radhakrishnan) 副大統領がニューデリーの副大統領官邸で、GNANI AI社が開発した人工知能 (AI)の主権スタック「Gnani Artha」を発表したことを伝えた。
(出典:PIB)
Gnani Arthaは、大規模言語モデル「Evon 3.3」と、AIの知能を実社会の業務や組織と結び付けるプラットフォーム「Plexus」で構成される。同副大統領は、両者の組み合わせはインドの技術エコシステムの強まりを反映し、インドの技術者が最先端技術を利用するだけでなく、自ら構築できることを示すと述べた。
また、コンピューターが雇用を奪うとの懸念に反してIT分野が国内外で多数の雇用機会を創出したことを挙げ、AIも雇用と成長の新たな道を開き、インドの経済発展を次の段階へ進めるとの見方を示した。IndiaAIミッションやAI Center of Excellence(COE)が同国の変革を推進しており、ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相の政治的意思と「インド第一」の方針が新興技術分野の能力を強化しているとした。
議会では、「Digital Sansad」ポータルを通じ、討論記録や文書を複数のインド言語で閲覧できる。先ごろ終了した会期にはAIを活用した8言語の同時通訳を導入し、近く憲法第8附則の全指定言語に拡大するという。
さらに、技術的・戦略的自律性を強化する主権AI能力の開発を重視した。半導体については、より早く製造を開始していれば、既に世界のリーダーになっていた可能性があると指摘し、同首相の指導下でこの分野が再び勢いを得ているとした。技術力は「先進国インド(Viksit Bharat)2047」への歩みの重要な柱であり、Gnani Arthaは技術的自立、イノベーション、世界的リーダーシップに向けた国家的な歩みの一部だと位置付けた。
同副大統領は、GNANI AI社のガネシュ・ゴパラン(Ganesh Gopalan)最高経営責任者(CEO)と、共同創業者兼最高技術責任者(CTO)のアナント・ナガラジ(Ananth Nagaraj)氏を祝福した。また、「私たちは常に消費者であってはなりません。他者が消費できるよう、私たちが創り出す必要があります」と述べ、国産技術を構築する能力の重要性を強調した。
サイエンスポータルアジアパシフィック編集部
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